ジュエラー骨折 秋華賞での復帰目指す

 今年の桜花賞を制したジュエラー(牝3歳、栗東・藤岡)が、左前脚の第1指骨を剥離骨折したことが分かった。5日、藤岡師が明らかにした。「もともと球節に腫れのある馬で、経過を見ながら調整していたが、きのう(4日)の調教後に歩様が乱れたので、確認したら骨折が判明した。大きな骨折ではないですが、オークス(22日・東京)は出られません」と説明。

 全治は3カ月で、6日に宮城県の山元トレセンに出発する。週明けには北海道の社台ファームに移動し、手術が行われる予定。順調に回復すれば、秋華賞(10月16日・京都)を目指す方針で、その前哨戦から復帰する見込みだ。師は「オーナーを始め、牧場関係者、ファンも期待してくれていたので、こういう結果になって申し訳ないですが、しっかり休養して秋に備えたい」と前を向いた。

 同馬は桜花賞でシンハライトとのゴール前の激戦を2センチ差で制してV。オークスでの2冠制覇が期待されていた。

 5日、船橋で騎乗したM・デムーロは「すごくショックです」とコメント。なお、オークスではビッシュ(牝3歳、美浦・鹿戸)に騎乗することが決まった。

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