【南関東競馬】プリモ牡馬を完封V

 「東京湾カップ・S3」(4日、船橋)

 出走馬14頭中唯一の牝馬、6番人気のディーズプリモがスタートから積極的に逃げて牡馬を完封。重賞初制覇を飾った。2番人気ガーニーフラップが中団から伸びて2着に入り、3着は5番人気プレイザゲーム。1番人気モリデンルンバはゴール前で伸びを欠き5着に敗れた。なお、上位馬2頭は「第62回東京ダービー・S1」(6月8日・大井)への優先出走権を獲得した。  

 好スタートを切ったディーズプリモは迷わずハナに立ち主導権を奪った。「作戦とは違ったが、レースの流れを見て逃げに出ました」と山崎誠の好判断が初タイトル奪取へつながる。道中は絶妙のペースでタメを利かせて、直線に入ると早めにスパート。後続を全く寄せ付けず、1馬身半差をつけて先頭でゴールを駆け抜けた。

 「女の子1頭だけの中で勝ててうれしい」と山崎誠は会心の笑顔。体調が整わず桜花賞、東京プリンセス賞を回避。この日もデビュー以来最低の馬体重となる466キロでの出走となったが、抜群の競馬センスと勝負根性を発揮した。「きょうも細く見えるくらいで、中間の体つきから東京プリンセス賞を見送った。でも、それが良かったかな」と内田勝師も孝行娘の重賞制覇に喜びを隠せない。

 この勝利で東京ダービーの優先出走権を得たが、「今後の状態を見てから。休ませることも考えている」と指揮官は白紙を強調した。

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