【京都新聞杯】シャフト 切符掴む!

 「京都新聞杯・G2」(7日、京都)

 あのキズナが勝利して東へと飛び立ち、ダービーウイナーの称号を手にしたのは3年前のこと。昨年の勝者サトノラーゼンはダービーの銀メダリストとなった。世代トップを狙う上でのもう一つの道として、京都新聞杯の注目度は増しつつある。

 父ディープインパクト、母ビワハイジ。年度代表馬に輝いた名牝ブエナビスタの異父弟エルプシャフトが、ダービー出走に向けてラストチャンスに挑む。既走馬相手にデビュー戦を快勝。1戦1勝でのアタックとなり、賞金面で抽選対象となる可能性(3日現在)もわずかながら残されているが、ポテンシャルは相当高い。「まだまだ子どもっぽい面はあるのですが、やはりセンスはいい」。非凡な加速感がこのファミリーの持ち味。その特徴をしっかりと受け継いでいる、と角居師は話す。

 1度使ってボリューム感がアップ。栗東CWで5F68秒7-38秒7-11秒8を余裕を持って計時した1週前調教の動きも良好だった。「体的にはもう少ししっかりしてほしいところはありますが、折り合いは上手につくはず。距離が延びるのは問題ないでしょう」。1Fの距離延長には対応可能、と指揮官は読み解く。期待を詰め込み、東上最終便に乗り込む。

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