【阪急杯】アイル猛デモ50秒3

 「阪急杯・G3」(28日、阪神)

 現役屈指のスピード能力は健在だ。24日、栗東坂路でミッキーアイルがたたき出した時計は4F50秒3-36秒9-12秒5という猛タイム。これまで放馬で49秒台を出したことはあったが、実質の自己ベストは、3歳時の安田記念直前に出した50秒4。これを休み明けにもかかわらず、0秒1更新した。

 攻め駆けするダノンリバティ(4歳オープン)と併入。「先週よりしまいがしっかりしていました。動きは良くなっていますよ。イメージ通りでしたし、パワフルで力強さがあります」と新コンビを組む松山は好感触を口にする。

 浜中の落馬負傷により、突然回ってきた騎乗依頼。松山には期する思いがある。「どう乗るかは先生と相談してからになりますが、せっかく頂いたチャンスですから、思い切った騎乗をしたい」と気合が入っている。既に浜中に直接アドバイスを請い、イメージもできている。次走に控える高松宮記念(3月27日・中京)に弾みをつけるためにも、ステップレースとはいえ、負けられない気持ちで挑む。

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