【クイーンC】エンブレム貫禄走

 「デイリー杯クイーンC・G3」(13日、東京)

 阪神JFの勝ち馬メジャーエンブレムが10日、軽快な動きを披露した。美浦Wの3頭併せで最先着を決めて出来の良さをアピール。始動戦へ向けて、順調な仕上がりを印象づけた。また、昨秋の新馬戦V以来となるルフォールは美浦Wで併せ馬。ゴール前で鋭い伸びを見せ、上々の気配を漂わせた。

 文句なしの動きだ。2歳女王メジャーエンブレムが抜群の手応えではじけた。

 脚力が違った。最終リハは美浦Wで3頭併せ。僚馬トゥルッリ(4歳1000万下)、ダンディーレイ(6歳1000万下)を目標に6馬身後方からスタートした。直線は最内に進路を取り、前のトゥルッリの後ろでしばらく我慢。ゴールの100メートル手前で、満を持して鞍上がゴーサインを送ると、待ってましたとばかりにグーンと加速。僚馬をあっという間に置き去りにして、5F64秒7-36秒5-12秒0を計時した。

 報道陣に囲まれた田村師は「良かったでしょ」と満足そうにうなずいた。圧倒的な強さで2歳女王の座をゲットしてから2カ月。中間は福島県のノーザンファーム天栄で英気を養い、ここを目標に乗り込んできた。「力んでいないし、先週とは見違えるようだよ。先週は馬場入りしても、自分から行きたがっていたけど、きょうは乗り手の指示に従って、うまく我慢ができていたからね」と臨戦態勢が整いつつあることをアピールした。

 この後は桜花賞(4月10日・阪神)へ直行する予定だ。「センスがいい馬なので、今回も前めの競馬になるでしょう。マークはきつくなるだろうけど、うまく競馬ができるように、しっかりと調教していきたい」。前哨戦とはいえ負けられない。注目の始動戦へ、しっかりと気を引き締めた。

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