サンビスタ電撃引退、繁殖入りへ
6日のチャンピオンズCを制し、史上初の牝馬によるJRA・ダートG1制覇の偉業を成し遂げたサンビスタ(牝6歳、栗東・角居)の引退、繁殖入りが15日、決定した。
クラブの規定により今春に繁殖入りする予定だったが、延長して現役を続行。それが功を奏して栄冠を手にした。所属する(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンの釜谷恵子東京事務所代表は「もともとルールを延長していた馬ですし、繁殖への準備期間も必要ですからね。最高峰のレースを制したということで牧場と協議の結果、決定しました」と説明。チャンピオンズCのレース後は東京大賞典に出走するプランもあったが、近日中に登録を抹消される。
引退後は故郷のグランド牧場(北海道新ひだか町)に戻り、繁殖牝馬に。父が05年の天皇賞・春を制したスズカマンボ、母に02年フェアリーS覇者ホワイトカーニバルを持つ黒鹿毛馬は、その血を次代につないでいく。通算成績は28戦11勝(うち地方11戦5勝、G1・2勝を含む、重賞6勝)。