【スプリンターズS】ベルカント大失速
「スプリンターズS・G1」(4日、中山)
まさかの大失速だ。2番人気ベルカントは道中4番手を追走したものの、直線で全く伸びず13着同着。予想外の大敗を喫した。
重賞2連勝でサマースプリントシリーズを制し、自信満々に挑んだ大舞台だったが、もろさを露呈する結果に。「絶好の展開だったし、内にささるのも前走と同じ。いい形だと思ったんですけど…」。前日のシリウスS(アウォーディー)で、JRA重賞300勝を決め勢い良く中山に乗り込んだ武豊も首をかしげる。「負けるときはアッサリ負けちゃいますね」とサバサバとした表情で振り返った。
一方の角田師も「敗因は分かりません。それにしても最後はズルズルになってしまった。中山が合わなかったのでしょうか…」と肩を落とす。同馬で4度目のG1挑戦。初タイトルを手中に収めることはできず、「これから立て直します」と巻き返しを誓った。