【POG】レッドディヴェル“闘走”だ
「新馬戦」(23日、新潟)
越後路で初陣Vを狙う。牝馬限定の日曜新潟5R新馬戦(芝1600メートル)に出走を予定するレッドディヴェル(牝、父ハービンジャー、栗東・松永幹)は、09年秋華賞馬レッドディザイアの初子。母の父マンハッタンカフェが13日に急死したこともあり、注目度はさらに高まっている。
好馬体を誇った母とは違い、娘は推定430キロと小柄。母も手掛けた松永幹師は「全然似ていない。お母さんはしっかりとしたキャンターで走っていましたが、この馬は手脚が短くてピッチ走法なんです」と苦笑いする。「もちろん期待はしていますが、正直どれだけやれるのか」と半信半疑といった様子だ。
それでも、調教で見せる姿は“真面目”。タイプは違っても、母譲りの闘争心は受け継いでいる。「長所は一生懸命に走るところかな。パワータイプではないので、ウッドチップよりも芝の方が動けると思う。実戦で良さが出ないか」。関東のベテラン・田中勝に導かれ、真価を発揮する。