【POG】良血アラバスターV発進だ
「新馬戦」(16日、札幌)
良血馬の登場だ。日曜札幌5R(芝1800メートル)で初陣を迎えるアラバスター(父ハービンジャー、栗東・松田博)は、無傷3連勝で10年阪神JFを制したレーヴディソールの初子。母と同じ芦毛の馬体は、来春のクラシックを意識させる。
7月12日に札幌競馬場へ入厩すると、24日にはゲート試験に合格。その後も順調に乗り込まれ、1週前には札幌ダートで4F54秒4-39秒6-12秒3をマーク。併せ馬で0秒1先着を果たした。
かつて“うさぎのようだ”と言ってかわいがった愛馬の長男。期待して当然の良血馬だが、松田博師はいつも通り“自然体”を貫く。「母親にはそんなに似ていないで。強いて言えば歩様。前肢を開いて歩くところは同じかもしれない。ふたを開けてみないと分からんが、走ると思う。大丈夫やろ」。勝って札幌2歳S(9月5日・札幌)が青写真。母がデビューした地で、鮮やかにV発進を決める。