「レディースチャンピオン・Ｇ１」（４日開幕、まるがめ）

　気持ちを前面に出す。最近の長嶋万記がレースに臨むにあたって心掛けていることだ。“Ａ１を守る走りをしている”と周囲から指摘されて目が覚めた。“攻める気持ち”を意識しているという。

　今年の長嶋は４優出で、優勝は３月徳山一般戦での１回。７月の平和島ヴィーナスシリーズでは優勝戦１号艇を獲得したものの、後藤美翼に差しを許して２着だった。持っている実力からすれば物足りないと言える。そんなもどかしさを乗り越える源として、強気な姿勢を打ち出した。「相手を見すぎていた。気持ちだけでも攻めるレースをしないと、流れが向かない」と闘志をアピールする。

　ここ最近のＧ１では目立った活躍ができていない。昨年のレディースチャンピオンは準優６着に終わった。今年２月の浜名湖地区選では４日目に転覆の憂き目に遭っている。レディースチャンピオンではまだ優出の経験がない。長嶋が強い気持ちで壁を打ち破る。