【ラジオN賞】レアリスタ期待ぎっしり

 「ラジオNIKKEI賞・G3」(5日、福島)

 無傷2連勝中の堀厩舎の素質馬2騎が美浦Wで併せ馬を敢行。レアリスタは2日、軽快な動きを披露し、好仕上がりをアピール。史上4人目のJRA10場重賞制覇に王手をかける福永を背に初タイトルを狙う。

 堀厩舎流の時計より内容重視の併せ馬だ。レアリスタはレースで同門対決となるキャンベルジュニアと美浦Wで併せた。5F標識から1馬身追走の形でスタートすると、4Fからは並走。4F55秒9-41秒1-13秒3を計時し、そのまま併入した。

 橋本助手は「間隔が詰まっているし、先週も15-15をやったから十分。牧場時代から速いところをやると食いが細くなる。今回も少し減るかも。現地1泊の競馬は初めてだし、うまくクリアしてほしい」と不安な点を指摘する。

 それでも期待の方が大きい。既走馬が相手のデビュー戦を完勝。古馬相手の昇級戦もあっさり突破した。「前走は少し折り合いを欠いたが、我慢して最後は脚を使った。2回使って馬が形になりだした感じ。前走後の回復が早く、ここまで持ってこられた」と着実な成長を認める。

 異父兄リアルインパクトは3歳時に安田記念を制した。こちらはデビューが遅れたが、間違いなく高性能だ。コンビを組む福永は、勝てば安田富(引退)、武豊、藤田に続く史上4人目のJRA10場重賞制覇。高いモチベーションで福島に乗り込む。

 「福島の重賞に乗るのはアロマティコ(13年福島牝馬S=4着)以来だけど、自分は小回りコースと相性がいいと思っている。スタート、道中のさばきが重要。メンバーはそろうがチャンスはある」。レアリスタの素質にほれ込む福永は1着のシーンのイメージを描いているはずだ。

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