【ラジオN賞】アンビシャス臨戦態勢

 「ラジオNIKKEI賞・G3」(5日、福島)

 夏の福島競馬オープニングを飾る3歳馬同士のハンデ重賞。出走権を得たダービーには目もくれず、ここ一本に狙いを定めてきたアンビシャスが1日、栗東坂路で併せ馬。弾むようなアクションで万全の臨戦態勢を整えた。

 必要以上にテンションを上げることはない。ただ、実戦へ向けての負荷はかけておきたい。ワクワクカンヲ(4歳500万下)をパートナーにしてのアンビシャスの栗東坂路での併せ馬。前半はじっくり運び、徐々にスピードをアップした。

 最後の1Fは弾むようなアクションで駆け抜け、4F53秒4-38秒5-12秒5を計時。併走相手に2馬身先着し、好仕上がりをアピールした。

 「良かったよ。あまりケイコ駆けする馬じゃないけど、雨が降っていた割には走りやすそうな馬場だったからね。うん、状態に関しては問題はない」と音無師はうなずく。

 プリンシパルS快勝後はダービーの権利を手中にしながらもここに照準を絞った。成長途上にあるためで、無理はさせなかった。

 先週、追い切りに騎乗したルメールは「瞬発力はすごい。府中も直線はすごかったから。でも、レースになると少し掛かる。若い馬ですね」と言う。まだ競馬を教え込んでいる段階だ。指揮官は「プリンシパルSもそうでしたが、ルメールさんに競馬を教えてもらおうと。今回、小回りコースですぐにコーナーが二つある。そこをどうクリアしていくか。これまで負けたレースは折り合いを欠いてのものですから」と分析する。

 ポテンシャルは一級品。素質豊かなディープインパクト産駒が2連勝で初タイトルを奪取し、飛躍の足掛かりとする。

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