【南関東競馬】トロワ宿敵突き放しV
「スパーキングレディーカップ・Jpn3」(1日、川崎)
戸崎圭太騎乗で2番人気のトロワボヌールが、好位追走から直線で内を突いて抜け出し、重賞2勝目を挙げた。
トロワボヌールが昨年12月のクイーン賞以来となる重賞制覇。交流G1のJBCレディスクラシックから、3連敗中だった女王サンビスタに初めて先着した。ゴール前で逃げ粘るサウンドガガを捕らえ、宿敵のサンビスタを突き放した。
完璧にエスコートした戸崎圭は「サンビスタに初めて勝ててうれしいですね。直線でサンビスタの手応えも分かりましたし、しっかりした脚のある馬ですから、安心して乗っていられました」と会心の笑みを見せた。管理する畠山師も「4度目で初めて先着できたのはうれしい」と胸をなでおろした。
今後については「いったん、山元トレセンに放牧に出て、秋は牝馬重賞路戦へ」と指揮官。「右回りでも、しっかりしたレースを」と課題克服に取り組む。新女王を襲名するために、トロワボヌールには新たな鍛錬を積む日々が待っている。