「平安Ｓ・Ｇ３」（２３日、京都）

　アジアエクスプレスは２０日、美浦Ｗで単走。馬の行く気に任せた内容だったが、最後まで集中力が途切れることはなく、いいリズムで走り切ると、５Ｆ６６秒８－３８秒８－１２秒６のタイムを計時した。

　「乗った感触は良かった。以前は（レースを）使うと馬が硬くなっていたが、今はそれがない。体質がしっかりしてきたのだろう」と平塚助手は成長ぶりをアピールする。

　今季は交流重賞の名古屋大賞典、前走のアンタレスＳといずれも半馬身差２着。かしわ記念を目標にしていたが、賞金不足で目標変更を余儀なくされた。それだけに「惜しい競馬が続いているので、結果を出してほしいですね」と力が入る。

　前走は逃げて目標にされた分、苦しくなったが、阪神へ輸送しても体が減らなかったのは精神面が成長した証拠だ。一昨年の２歳王者。ここはきっちり勝って、今後への展望を広げたいところだ。