高額取引馬が続出「究極に近い成功」

 千葉サラブレッドセールが15日に行われた。首都圏に近い船橋競馬場を舞台に、社台ファームの良血馬が上場されるとあって、年々にぎわいを増している2歳馬トレーニングセール。10年ダービー馬エイシンフラッシュの半弟にあたるディープインパクト産駒のムーンレディの13が上場された今年は、例年以上に注目度が高く、253人(前年比51人増)が購買登録を行った。

 ムーンレディの13は午前8時から始まった公開調教の後半の組で登場。併走馬に少し遅れてのフィニッシュとなったが、2F24秒6-11秒4と不得手に思える地方のダートで上々の走りを見せた。いきなり1億円の声が上がりどよめきに包まれるなか、最終的に1億9000万円(税抜き)で落札。その瞬間、場内には拍手が沸き起こった。国内トレーニングセールで初の1億円超え。落札したのはマツリダの冠で知られる高橋文枝氏だった。

 その後もタックスシェルターの13(牡、父キングカメハメハ)の7000万円など、高額取引馬が続出。57頭中53頭が落札され、売却率は93%、売却総額は12億4260万円という数字を誇った。

 セール終了後、「究極に近い成功」と吉田照哉市場長はコメントしたように、国内トレーニングセールでの総額10億超えも初めてのこと。60頭弱の上場頭数での結果は、トレーニングセールのなかでも“選抜セール”という意味合いを強く印象付ける形となった。

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