【大阪杯】ブラックヒル好調キープ

 「大阪杯・G2」(5日、阪神)

 復活したG1馬の勢いが止まらない。カレンブラックヒルは1日、栗東坂路で単走追い。ラストにステッキが1発入ると、グッと重心が下がり鋭く加速。4F51秒7-37秒8-12秒4の好時計をマークし、好調ぶりを誇示した。

 2週連続での騎乗となった初コンビの松山も、十分に手応えをつかんだ様子。「先週と変わらずいい感じ。ラストまで反応が良かった。いいイメージで臨みたいですね。これだけの馬ですから、レースで乗るのが楽しみ」と笑みを浮かべた。

 動きを見守った平田師も納得の表情でうなずいた。「やっぱり動くね。普通にいい状態だよ」。約11カ月ぶりの重賞勝ちとなった前走が過去最高の馬体重(482キロ)。力強さを増し、充実期を迎えた愛馬に「筋肉が張っているね」と目を細めた。

 重賞連勝のかかる今回、舞台は昨年の阪急杯(11着)以来となる阪神コース。「ハナにはこだわらないけど、前々で。内回りコースもいいし、道悪もこたえない馬だから」。週末の雨予報も追い風に、重賞6勝目を狙っていた。(井上達也)

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