【ドバイWC】エピファ手応え抜群
「ドバイWC諸競走」(28日、UAEメイダン)
日本勢7頭がメイダンの各コースで追い切りを行った。ワールドCに出走するエピファネイアは、ダートでラスト1F11秒0と抜群の伸びを披露。大一番へ出来の良さを印象づけた。
メイダンのダートは直線約400メートル。4角を抜けたところでエピファネイアの手応えが見た目にも変わる。肩は柔らかさを増し、両トモはどこまでも後ろへ。伸びやかさはひときわ目立つ。ラスト1Fは11秒0と信じられない切れ味だった。
「6Fから行ってちゃんと動かせという指示でした。しっかり動けていると思います」と角居師。国内最終追いまでできっちり仕上げ、現地では維持するプランだったのが、どうやら想定していなかったもう1つ上があった。
エピファネイア自身、海外遠征は昨春の香港以来2度目。「輸送直後はフレッシュ過ぎて元気が余っていた様子だと聞いていますが、今は環境にも慣れてすごくいい状態です。追い切りでも落ち着いていい精神状態だと思います」。経験はここに生きている。
初のダート挑戦も、これだけ高速仕様な馬場なら期待も膨らもう。「分からないところはたくさんあるが、エピファネイアは力のある芝馬。掛かる傾向のある馬だということを考えると、レースを引っ張る米国のダート馬がいるワールドCではレースがしやすいのかもしれない。内側の馬を見て進められるのでいい枠だと思う」とトレーナー。世界制覇への視界は広がった。