【弥生賞】重賞初挑戦バジル好感触
「弥生賞・G2」(8日、中山)
重賞初挑戦でも気後れはない。トーセンバジルの最終デモは4日、岩田を背に栗東CWでセイルラージ(8歳オープン)と併せ馬。3馬身後方から追走し、直線は内に進路を取ると鞍上の追いだしに力強く反応。重馬場をモノともせず、6F83秒3-37秒7-12秒2で1馬身先着を決めた。主戦は「先週よりも動けているし、反応もいい」と好感触をつかむ。
普段の調整役を務める藤原助手も「まだ伸びしろのある馬だが、去年より肉体も精神も成長した」と上積みを実感する。7頭の重賞ホースがそろい、一気に相手は強化されるが「力もセンスもあるから」と期待は大きい。先週の中山記念(ヌーヴォレコルト)に続き、2週連続重賞Vがかかる鞍上も「コースは問題ないし、何とかしたい」と力が入る。強敵を撃破し、一気に牡馬クラシックの主役候補に躍り出る。