白井師「競馬は感動とドラマがある」

 引退する調教師は2月28日の競馬がラストデーとなった。白井師は阪神12Rのマノワールがラストラン。98年のダービー馬スペシャルウィークなどでコンビを組み、数々のタイトルを獲得した武豊が騎乗したが、ゴール寸前で差されて2着に敗れた。

 「競馬は感動もあるし、ドラマもある。いい競馬人生だった」。涙をこらえながらも、最後は笑顔を浮かべた。ラストでVを飾ることはできなかったものの、8Rをプロスパーで勝利。通算勝利を775勝とした。その最終レースで3着に食い込んだのは、通算795勝の鈴木康師が送り出したトーセンハルカゼ。「いろいろなものがこみ上げてきた」と師は目を潤ませた。

 大久保洋師は中山11Rのベルゲンクライが最後のレースとなり4着。名牝メジロドーベルなどを育て上げ、現役3位となる878勝を挙げた関東の名将は「日本の競馬は世界で通用するようになっている。これからも発展してほしい」と後進のさらなる奮闘を願った。

 そのほか、梅内師は阪神8Rクリノプリムラで13着、畠山重師は中山12Rウインネオルーラーで3着。出走馬のなかった梅田康師、小野幸師、境師の東西合わせて8人の調教師がターフを去った。

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