【アーリントンC】ヤングマン接戦制す

 「アーリントンC・G3」(28日、阪神)

 末脚が爆発したのは、直線の急坂を上り切ってからだ。9番人気のヤングマンパワーが、一気に伸びてゴール前の大接戦を制した。必死に追いまくった松岡が汗を拭う。「残り200メートルでは、届くかどうか分からなかった。何とか届いてくれました」と笑顔で勝利を振り返った。

 3歳戦線有数の出世レース。過去にも02年のダービー馬となったタニノギムレットなどが勝ち、12年のジャスタウェイから3年連続で勝ち馬がのちにG1を勝利している。その出世レースを24回目にして関東馬が初V。新馬戦から3戦全てにまたがってきた鞍上は「入厩当初からアルフレード(11年に無傷3連勝で朝日杯FSを制覇)に似ていると思っていた。背中の感触もそうだし、能力があるなと」とうなずいた。

 手塚師は「父がスニッツェルだから距離はマイルの方がいいのかな?走りを見ていると持ちそうな気もするけど」と今後の路線について思案顔。皐月賞(4月19日・中山)、NHKマイルC(5月10日・東京)のいずれに進むとしても、トライアルは使わない方針だ。“若き力”をどの路線で発揮するのか、その針路が注目される。

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