【有馬記念】オンリー伸びしろある

 「有馬記念・G1」(28日、中山)

 小雪が舞う18日の栗東坂路。ワンアンドオンリーがピークトラム(3歳1600万下)を1馬身先行させて発進した。300メートルを過ぎたあたりの緩い右カーブを抜けると、真っすぐ頂へと体を伸ばす。1完歩ずつ僚馬との差を縮め、上がり1Fで前へ出た。最後まで楽なまま先着。黒鹿毛のダービー馬は、寒さを感じさせない柔らかさを印象づけてフィニッシュを決めた。

 全体時計は4F56秒0-13秒2。「時計は下が緩いからね。上がり(2F)も13秒2-13秒2で来ているから鈍ってはいない。追えばもっと出る」。橋口師は年末決戦へ向けて、着実に階段を上っていることを強調した。

 年内はジャパンCが最後だった当初の予定を翻したのは、勝算を感じているからこそ。「JCも差してきての7着。それだけ伸びしろもある。疲れもないし、勝てると思わねば使わないよ」。6月、悲願をかなえたダービートレーナー。わが世の春を迎えた1年を最高の形で締めくくるイメージはできている。

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