【JC】ジェンティル有馬で雪辱

 「ジャパンC・G1」(30日、東京)

 史上初のJRA同一G1・3連覇を意識させるシーンはなかった。1番人気のジェンティルドンナは5、6番手のインをソツなく進んだが、直線では前を行くエピファネイアに突き放される一方。ジリジリと伸びて4着確保が精いっぱいだった。

 「馬場が緩く、どうしてもうまく下(地面)をつかめなかった」とムーアは敗因を芝の状態に求める。前日の降雨が影響し、この日は稍重でスタート。5Rから良に回復したが、パンパンの馬場までには至らず、切れがそがれた。「馬の状態は良かったけど」と英国の名手は唇をかむ。

 石坂師の見解も同様だ。「馬場がこたえた」と語ったのち、有馬記念への参戦を明言。「よく走ったという感じであれば引退しようと思っていたけど。燃焼し尽くしたわけじゃない。次がラストランです」と反撃に燃える。ムーアは短期免許が切れるため鞍上は未定だが、JC3連覇を逃した悔しさは、自身初参戦となる中山の舞台で必ず晴らしてみせる。

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