【JC】フェノーメノ心配無用

 「ジャパンC・G1」(30日、東京)

 あくまで普段通りの姿勢を貫き、復活へのシナリオを描く。天皇賞・秋14着からの反撃を期すフェノーメノは28日朝、角馬場で入念に準備運動を行ったあとに美浦坂路へ。集中力を保ったまま1F17~18秒台のラップを刻んだ。黒光りする青鹿毛の馬体は出来の良さを物語る。前走時と同じような調整内容で順調さをアピールした。

 「前回も出来は良かったが、今回も特に問題はない。落ち着いているし雰囲気もいい。使った上積みは大きいね」と戸田師はうなずく。デビュー15戦目にして初めて2桁着順に沈んだ、屈辱的な敗戦から約1カ月。「負けても掲示板(5着)くらいなら休み明けの影響と言えるけど、負け過ぎだよね」とまだ納得がいかない様子ながら、あえて何も変えずに備えているのは天皇賞・春2勝馬の底力を信頼しているからだ。

 当初コンビを組むはずだったルメールが落馬負傷し、急きょ決まった鞍上への不安も全くない。「二転三転したが、もともと乗ってくれていた岩田君なら大丈夫。かなりパワーアップしたと思ってくれるでしょう」。距離延長は望むところ。8番人気のダノンシャークを駆って、先週のマイルCSを制した男の手綱に復権を託す。

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