「戸田プリムローズ・Ｇ１」（２９日開幕、戸田）

　戸田ボートの開設５８周年記念「Ｇ１・戸田プリムローズ」は２９日から６日間の日程で開催される。地元からは、優勝候補筆頭の桐生順平をはじめ中田竜太、浜崎直矢ら若手精鋭が出場。山崎智也、松井繁、吉田拡郎のＳＧ覇者を迎え撃つ。

　浜崎直矢が２０１０年１１月以来、４年ぶりに地元周年に帰ってくる。新鋭時代は層の薄かった埼玉勢にあって“希望の星”として孤軍奮闘していたもの。新ペラ制度移行による不振などでＡ２降格も経験したが、今期は９期ぶりに勝率７点台も狙える好調ぶり。「また、あの舞台に戻ってこられるように、頑張りたい」と復活を期していたが、その舞台にたどり着くことができた。

　周年初登場だった、同年３月が衝撃的だった。予選６走中３勝したが、そのうち２勝は６コースから。残り１つも５コースからと、攻撃力をまざまざと見せつけた。「あの時はムチャムチャ出てましたからね」。現在のペラ調整力なら、当時のパワーを引き出せてもおかしくない。今や後輩たちの勢いに押されがちだが、持ち前の積極策で復権をアピールしてくれるに違いない。