アドマイヤラクティ快挙!豪G1制覇

 「コーフィールドC・豪州G1」(18日、コーフィールド)

 異国の地でG1初Vを決めた。バンデ(牡4歳、栗東・矢作)の直前回避で、日本から唯一の参戦となったアドマイヤラクティ(牡6歳、栗東・梅田智)が豪快な差し切り勝ち。トップハンデの58キロをものともせず、快挙を達成した。

 4頭が出走を取り消し、18頭立てとなったレースは縦長の展開に。道中は中団やや後方の14番手で脚をためた。隊列の凝縮した4コーナーで好位に取りつき、大きく広がった馬群の大外へと持ち出すと、地元オーストラリアのパートンが振るう右ステッキに応えて鋭進。ゴール寸前で先団をとらえ切った。

 同レースは過去に4頭の日本馬が挑戦しているが、05年アイポッパーの2着が最高。日本馬初の快挙に生産者のノーザンファーム代表・吉田勝己氏は「トップハンデで勝っていますからね。世界も注目しているレースだし、これは本当にすごいこと。やはり日本の馬は強いですよ」と東京競馬場で胸を張った。

 次走には06年にデルタブルースとポップロックが、日本馬ワンツーを決めたメルボルンC・豪州G1(11月4日・フレミントン、芝3200メートル)を見据える。今回と同じ58キロのハンデを背負うが、世界最高峰の長距離戦へ向けて、大きく弾みをつける勝利となった。

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