【キーンランドC】ドリーム鋭く伸びた

 「キーンランドC・G3」(31日、札幌)

 人馬そろってJRAの重賞初Vへ向けて、フクノドリームが28日、鋭くしまいを伸ばした。

 横山和を背にした最終リハ。札幌芝の4角入り口で一気に加速すると、鞍上はステッキを抜くことなく、相棒の行く気を上手に引き出し、4F52秒4‐37秒4‐12秒5のタイムをマークした。「2歳のころから鼻を鳴らして走るので(判断が)難しいんですが、息もすぐ入ったし、大丈夫じゃないでしょうか。動きも悪くないと思います」と横山和は順調ぶりを伝えた。

 桜花賞では大逃げで見せ場をつくったが、父が騎乗した前走のアイビスサマーダッシュでは、番手に収まりながらも小差2着と、新たな面を披露した。「作戦は先生と相談になりますが、前走が見どころのあるレースぶりだったし、差す競馬もできるのかと思います」と息子は力を込める。デビューから手綱を取り、3連勝で交流重賞・エーデルワイス賞を制したコンビ。Vならサマースプリントシリーズのポイントでトップに躍り出る。真価を問われる一戦になりそうだ。

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