【新潟2歳S】ナヴィオン満足仕上がり

 「新潟2歳S・G3」(31日、新潟)

 豪快な走りを披露した。ナヴィオンは27日、馬場整地直後の栗東坂路で、ハイプレッシャー(3歳未勝利)と併せ馬。テンからリズム良く運び、軽く仕掛けられるとラストは反応良くひと伸び。パートナーに0秒5先着を決め、4F52秒9‐38秒9‐12秒6を計時した。「頭に描いた通りの追い切り」。橋口師は満足げな笑みを浮かべた。

 衝撃の勝ちっぷりだった。新馬戦はスローペースの14番手から、上がり32秒7の末脚で先団をなで切り。ワンアンドオンリーと同じハーツクライ産駒が、初戦でいきなり素質の高さをアピールした。「思ったよりもいい競馬をした。ほかの馬も底を見せていないから分からないが、新馬戦と同じ場所、同じ距離でやれるのはいい」と再度、得意の切れ味に期待を寄せる。

 デビュー9年目で重賞初Vを狙う的場にも、指揮官はエールを送る。「初戦は何の指示もなし。今回も何も言わないよ。本人が一番分かっているだろうからね。納得のいく競馬をしてほしい」。勢いに乗る人馬で、勲章をつかみ取ってみせる。

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