【エルムS】クリチャン、ダート初挑戦

 「エルムS・G3」(27日、札幌)

 ダート戦線に新境地を求め、芝重賞2勝のアスカクリチャン、同好走馬アンコイルドの2頭が参戦する。デビュー以来初のダート戦もさることながら、ともに函館記念(11、13着)からの連闘策。条件的には厳しいが、陣営の期待度は十分だ。

 デビュー43戦目にして初挑戦のアスカクリチャンは、札幌ダートで連日の脚慣らしを行っている。「前走は全く走っていない。自分からレースをやめちゃった感じなので、ダメージはない」と山本助手。状態面に不安はなさそうで「去年の滞在時より落ち着きがある。走れる態勢です」と続けた。父スターリングローズはダート重賞6勝。適性があってもおかしくない。

 09~10年の北米リーディングサイアー・ジャイアンツコーズウェイを父に持つアンコイルド。矢作師は「少し硬いところがあって、デビューした頃からいつかはダートで使ってみたいと思っていた。血統的にも魅力があるし、走りっぷりも合いそう」と期待を込める。体調面についても「(函館記念では)反応が悪く(前が)詰まっちゃったし、あまり競馬をしていないから大丈夫」とお墨付きだ。

 芝からダートへの転向馬といえば昨年、ベルシャザールがJCダートを勝ち、一気に頂点まで上り詰めた。眠っていた砂適性が北の大地で覚醒するか‐。両敏腕トレーナーの送り出す2頭に注目だ。

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