【新馬戦】アッシュゴールドいよいよ

 「新馬戦」(26日、中京)

 2歳世代の目玉が26日中京5R(芝1600メートル)でベールを脱ぐ。アッシュゴールドは6冠馬オルフェーヴルの全弟。入厩後は順調に乗り込まれ、デビューVへ向けて好仕上がりを見せている。同レースには今年のクラシック戦線を沸かせたトーセンスターダムの異父弟ネオスターダムもスタンバイ。注目の一戦だ。

 2歳世代で一番の注目馬といっていいだろう。11年の牡馬クラシック3冠などG1・6勝のオルフェーヴル、G1・3勝のドリームジャーニーの全弟アッシュゴールド(父ステイゴールド、栗東・池江)がデビューする。

 栗東に入厩後、坂路で4F60秒を切る時計を計7本出している。「順調にここまできた」。池江師は予定通りに調教メニューを消化し満足げにする。

 「合格点。あれだけ動けば、数字的にも十分だと思う」。トレーナーがこう評価するのが、併せ馬で坂路4F51秒9を計時した1週前追い切りだ。この時、騎乗した川合助手は「この馬も特別なものを持っている気がする」と手綱越しに好感触をつかんでいる。

 優秀なDNAは栗毛の2歳馬にも宿っている。「見た目はオルフェ。毛色も一緒だからね」。黄金色に輝く馬体に、池江師は6冠馬とイメージを重ねる。「この血統にしてはカリカリしていない。そういう意味では、デビュー前のオルフェに似た感じ」と落ち着いた様子に目を細める。

 コンビを組むのは全兄のG1馬2頭の背中を知る池添。「オルフェにそっくりですよね。できることなら乗ってみたい」。思いが通じて、デビュー戦の鞍上に指名された。血統馬が偉大な兄の蹄跡を追い、第一歩を踏み出す。

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