【中京記念】ギャラント鬼の末脚でVだ

 「中京記念・G3」(27日、中京)

 狙い澄ました一戦でVをつかむ。サトノギャラントにとって、今回は重賞初制覇のチャンス。千島助手は「前走後は条件のいい、ここを目標に調整してきた。左回りのマイル戦はベスト。中京コースも合うと思うよ」と意欲をのぞかせる。

 末脚の切れ味は一級品だ。2着だった前走の谷川岳Sではメンバー最速タイの上がり3F32秒3を記録した。「最後はすごい脚を使ってくれた」と同助手は振り返る。敗れはしたものの、母スティンガー譲りの鬼脚を披露。決め手が要求される今の中京では大きな武器となる。

 約3カ月ぶりの実戦となるが、不安は感じられない。「1週前追い切りではいい動きをしていたし、騎乗したヒロシ(北村宏)も好感触を得ていた。追うごとに調子は上向き」と手応えをつかむ。調整面に抜かりはない。

 今回の結果次第ではあるが、今後は関屋記念(8月17日・新潟)へ転戦してサマーマイルシリーズのチャンピオンを目指す予定だ。同シリーズの最終戦・京成杯AH(9月14日)も新潟で開催。全レースが〈5203〉と得意としている左回り。シリーズ制覇へ向けて好スタートを切りたい。

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