【ボート】吉田拡SG初制覇 今年V6

 「オーシャンカップ・SG」(21日、まるがめ)

 近況絶好調の吉田拡郎(32)=岡山・90期・A1=が、インから力強く押し切って圧勝。2度目のSG優出でビッグタイトルを手にし、トップレーサーの仲間入りを果たした。「将来の夢」と話すグランプリ(賞金王決定戦=12月18~23日・平和島)制覇へ向け、快進撃はまだまだ止まりそうにない。2着は浜野谷憲吾、3着には瓜生正義が入った。

 ニュースターの誕生だ‐。何度も「気持ちいい」と喜びを表現した吉田拡郎。コンマ15とトップSとはいかなかったが、スリット後に伸び返して1Mへ。「悪いターンになると思ったが、いいターンができた」とニッコリ。BSでは早くも独走態勢となり、念願のSGタイトルを手中に収めた。

 今節はツキも味方した。予選トップの杉山が準優11Rで逃げ切ったものの、待機行動違反で賞典除外。ポールポジションが転がり込んできたのが大きかった。「今年はこれ以上ないくらい気持ちを入れて走っている」と話すように、SGの優勝戦1号艇のプレッシャーをはねのけてチャンスをモノにした。

 今年にかける想いはハンパではない。中国地区選手権後の江戸川から今節までの14節で優出12回。そのうちオーシャンカップ、大村周年というSG、G1初Vを含む優勝6回。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。「ボートレーサーになると決めた高2の時の夢がかなった」と話すが、今年はもっと先を見据えている。

 優勝インタビューの最後には「今年は金のヘルメット(賞金王)を狙います」とキッパリ。ただ、今の吉田拡郎には年末の平和島グランプリ(賞金王決定戦)までノンストップで突き抜けてしまいそうなムードが漂っていた。

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