【CBC賞】アマポーラ伸びて重賞初V

 「CBC賞・G3」(6日、中京)

 同期コンビでVをつかんだ。中団を追走した4番人気のトーホウアマポーラが、直線鋭く伸びて快勝。福永の手綱がさえ渡り、競馬学校同期の高橋亮師に待望の重賞タイトルをプレゼントした。2着に3番人気のエピセアローム、3着に10番人気のニンジャ。1番人気のベルカントは5着に敗れた。

 レース後の検量室前。トーホウアマポーラを出迎えた高橋亮師は、笑顔で帰還した福永とガッチリと握手をかわした。同期タッグでつかんだ初タイトルは、完勝と言える内容だった。

 道中は7番手を追走。「思っていたよりも行く馬がいたけど、いいところで脚をためられた。直線もスムーズにさばけたし、以前は追ってから甘くなっていたけど、抜け出してからもしっかりと伸びてくれた。随分と力をつけている」と福永。昨年10月の壬生特別。自らの手綱で高橋亮厩舎の初勝利を飾ったのがアマポーラだった。

 待望の重賞タイトルを手にした高橋亮師は「うれしい。最後だけ力が入った。声も出たよ」と破顔一笑。「祐一君も乗ってくれたし、余計にうれしい」と友と手にした勝利の喜びをかみしめた。

 表彰式を終えた後、福永から声を掛けた。「やったな。勝ち祝いしような」。そして、もうひと言。「一回使ってG1に行こう」とラブコールを送った。

 重賞ウイナーの仲間入りを果たし、今後は“夏の女王”、さらにG1ステージへと夢が膨らむ。指揮官は「サマーシリーズの動向を見ながらになるけど、左回りの千二を勝てたのは収穫。今年は新潟でスプリンターズS(10月5日)が行われるからね。きょうはハンデにも恵まれたので(挑戦するなら)力をつけて」とさらなる高みを目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス