【ダービー】トゥザワールド併せ馬完勝

 「日本ダービー・G1」(6月1日、東京)

 皐月賞2着馬のトゥザワールドが22日、栗東CWで好調をアピールした。重賞5勝の全兄トゥザグローリー(7歳オープン)と豪華併せ馬を行い、力強いフットワークで2馬身先着。逆転での戴冠へ好仕上がりを印象づけた。

 重賞5勝の兄をも上回る力強い動きで、状態の良さを示した。トゥザワールドは、川田を背に栗東CWで全兄のトゥザグローリー(7歳オープン)と併せ馬。2馬身後方から追走し、直線で内へ。グッと体を沈めて瞬時にパートナーを突き放す。一杯に追われ、5F81秒2‐36秒5‐11秒7で2馬身先着。兄弟対決は、弟の“完勝”だった。

 主戦は「やればやるほど動く馬ですし、皐月賞の1週前よりも動けていましたよ」と上昇を感じ取る。池江師も「順調ですね。来週やれば仕上がりとしては十分。皐月賞よりも前進がありそう。体の張りも良くなっている」と感触は上々だ。

 初の府中に加えて距離延長。条件は一変するが、川田は「何でも上手にこなしてくれるし、初の左回りも無事に対応してくれると思います。何ら心配していません」と言い切る。鞍上にとって、ダービーは06年にスーパーホーネット(15着)でG1初騎乗を果たした舞台でもある。「僕にとっても特別なものですからね。年々、ダービーに乗せてもらうことへの重みを感じます」と気を引き締める。

 デビューから6戦全て連対している。安定感はメンバー随一だ。「新馬戦から乗せてもらっている馬ですしね。前走は負けはしましたが、いい内容で走ってくれています。あとはどれだけ運が味方してくれるか」。悲願のタイトル奪取へ、万全の態勢を整えて大一番に挑む。

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