【天皇賞】キズナ仕上がり九分以上

 「天皇賞(春)・G1」(5月4日、京都)

 朝一番に殺到する追い切りが一段落した23日の午前6時半。始動戦の大阪杯を快勝したキズナは武豊を背に栗東CWに登場した。追い切りは強めのタッチ。直線に向いてやや体を沈ませると、ストライドは大きくなった。6F80秒8‐38秒2‐12秒1。十分な時計だが、一流馬にこの程度は朝飯前ということなのだろう。

 5分ほどして馬場から戻ってきたキズナの息は既に整っている。「しまいちょっと伸ばした程度。何にも気になることはないですね。もう変わらなくていい」と武豊。ピークを長期間維持できるのもこの馬の強みだ。1週前で九分以上、仕上がっている。

 佐々木師も満足そうだ。「理想通りの追い切りができたし、1回使って落ち着きが出てきた。少しずつずるくなっているから、この距離(3200メートル)でもいいはず」と春の古馬頂上決戦に向け確かな手応えをつかんでいる。

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