【福島牝馬S】フィーユに勢いあるぞ

 「福島牝馬S・G3」(26日、福島)

 バネの利いたフットワークでパートナーを瞬時に突き放した。キャトルフィーユが23日、栗東CWで躍動。膝を柔軟に使ってウッドチップをつかむと、余裕の手応えで5F67秒7‐38秒7‐12秒2を記録。重賞で2戦連続2着に食い込んでいる目下の勢いを反映させて、ゴールを貫いてみせた。

 「かなり充実してきましたね。体の張りとか、具合が良くなってきています。1800メートルから2000メートルの距離では安定しているので」と、高田助手は満足そうに話す。2走前の愛知杯は51キロ、また前走の中山牝馬Sは52キロとともにハンデは軽かったが、2度続けて好走できた事実は大きい。心身がかみ合ってきたからこその結果と判断していいだろう。

 「力をつけているのは確か。輸送もクリアしてくれていますからね」。一昨年、そして昨年の覇者は同じ角居厩舎のオールザットジャズ。ひとつ年下の後輩が今年、そのバトンをしっかり引き継ぐ。

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