【皐月賞】アジアエクスプレス大幅良化

 「皐月賞・G1」(20日、中山)

 2歳王者アジアエクスプレスが、ひと叩きされて大幅な良化を見せてきた。

 最終追い切りは16日、美浦Wでの併せ馬。前走時と同様に1週前、当週と戸崎圭がまたがり、しっかりと感触を確かめた。6Fで僚馬シベリアンスパーブ(5歳1600万下)を0秒4追走。徐々に追い上げ、1Fで馬体をピッタリと合わせる。最後は馬なりのまま、馬体をそろえての併入。6F83秒6‐38秒8‐12秒4のタイムをマークした。「先週と同じ感じで行ってほしいと指示を受けていたが、思い通りの内容だった。全身から走る気をみなぎらせているし、力強さも出てきた」と鞍上は好感触を伝えた。

 1、2番人気の決着となった桜花賞とは違って、混戦模様の戦国・皐月賞。「ベストパフォーマンスができるように仕上げてきた。ダービーを意識せず、ここに全力投球の気持ち。2歳チャンピオンにふさわしいレースをしてほしい」と手塚師は力を込める。前走から距離がさらに1F延びるが、「1800メートルを間に挟んでいるし、ここへ向けてのシミュレーションはしっかりできている。全く問題はない」と意に介していない。

 前走で初黒星は喫したが、中身の濃い内容で本番へつなげた。さらなる進化を遂げる2歳王者が、クラシック初戦ももぎ取る。

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