【フォワ賞】オルフェ貫禄3馬身突き放す

 「フォワ賞・仏G2」(15日、ロンシャン)

 オルフェーヴル(牡5歳、栗東・池江)が7日、凱旋門賞(10月6日・ロンシャン)の前哨戦となるフォワ賞へ向けて“仕切り直し”となる1週前追い切りを行った。

 実戦でコンビを組むスミヨンがレース騎乗のため、仏遠征中の藤岡佑がまたがり、シャンティイのエーグル調教場、直線芝コースでの2頭併せ。僚馬で帯同馬のブラーニーストーン(せん馬、6歳)が3馬身先行する形でスタートした。残り1Fで楽々と並びかけると、馬なりのまま3馬身突き放す貫禄の走りを披露。4日に調教場へ向かう途中に暴れたブラーニーに蹴られ、外傷性鼻出血を発症、直前で追い切りを中止した影響がないことをアピールしてみせた。

 見守った池江師は「重くて力の要る馬場だったが、トライアルの1週前としてはちょうどいい調整ができたと思う。このままいけば、いい状態で本番の凱旋門賞にももっていけるでしょう」と満足げに話した。

 最終追い切りはスミヨン騎乗で12日に行う予定。まずは連覇のかかるステップレースへ向けて、万全の態勢を築く。

キズナも順調 一方、ニエル賞・仏G2(15日・ロンシャン)に出走するキズナ(牡3歳、栗東・佐々木)は、エーグル調教場の直線ダートでキャンターを2本。山田助手は「日に日に落ち着いて、かなりリラックスしています。環境になじんでいるようです。あした(8日)は少し速いところをやる予定です」と、順調な調整ぶりに目を細めていた。

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