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「日本ダービー・G1」(27日、東京)
史上初の連覇がかかる池江厩舎が、昨年のオルフェーヴルに続き今年も有力馬を送り込む。ワールドエースはスタート後につまずくアクシデントがありながらも、皐月賞では大外を猛追して2着。世代屈指の末脚を武器に、長い直線の府中で逆転を狙う。一方、トーセンホマレボシは京都新聞杯をJRAレコードで快勝。勢いはメンバー随一だ。精鋭2頭で09年に生産された7572頭の頂点を目指す。
全てはこのときのためにやってきた。ワールドエースが一生に一度の舞台で真の実力を見せつける。オルフェーヴルで味わった歓喜から一年、調教師では誰も成し遂げていないダービー連覇への挑戦。池江師は「去年勝たせてもらったが、1回勝ったからいいとは思っていない。去年は去年ですから」と新たな気持ちで栄光を見据えている。
皐月賞はスタート後につまずいて、落馬寸前になるアクシデントがあった。何とか立て直して、道中は勝ったゴールドシップと並ぶ形で最後方を追走。直線では悪化した馬場を嫌って各馬が外に持ち出すなか、内を選んだ勝ち馬とは対照的に一番外へと進路を取った。
「内のボコボコした馬場へと進路は取れないし、内を突いていたらあれほど伸びていなかったかも。特殊な馬場でしたし、運がなかったのかもしれません」。結果は2馬身半差の2着。通ったコースの差や馬場適性を考えれば決して力負けではない。
デビュー前からほれ込んだ逸材でもある。「去年の秋に(ノーザンファーム)しがらきで乗っているのを見たんですが、普通の馬とは動きが違いました。バネの利き方が違うし、目立っていましたね」と振り返る。このとき、既にダービーの舞台を意識したという。それは「ディープインパクトに容姿だけでなく、走り方も似ていますよ」と偉大な父にも負けない資質を感じたからこそだ。
4冠馬も担当する森澤助手は、2年連続で臨む頂上決戦に「新馬戦を勝ったときからここを目標にやってきたし、きっちりと態勢を整えたい」と気を引き締める。誰もが勝つことを夢見る競馬の祭典。その重みを知る“チーム・池江”が偉業に挑む。
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