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「ヴィクトリアマイル・G1」(13日、東京)
実績馬が本番で鮮やかに変身を遂げる。東西トレセンで最終追い切りが9日、行われ、昨年の桜花賞馬マルセリーナは栗東CWでの併せ馬で先着した。鋭い伸び脚に加えて、馬体の張りは前走以上。2度目のG1奪取への準備は整った。
曇天のもとで、G1馬が強烈な光りを放った。昨年の桜花賞馬マルセリーナは朝一番の栗東CWに登場し、ベストクルーズ(5歳1600万下)と馬体を合わせる形でスタートした。最初の1Fを14秒7でパスし、徐々にギアを上げながらハロン棒を通過。4角では前を走る僚馬2頭がさらに加わって、実戦並みの激しい最終リハになった。
まずはベストクルーズを競り落とすと、続いてターゲットを外のザグレース&ダイシンハンター(ともに3歳未勝利)に切り換える。2頭に抵抗するスキを与えず、肩ムチに呼応して鋭伸。6F81秒5‐39秒2‐12秒6で、迫力たっぷりに先着した。「よく伸びていたな。以前のような頭の高さがなくなってきた。順調にきている」と松田博師は及第点を与える。
歓喜にわいた昨年の桜花賞だが、以降は勝利を手にしていない。昨秋もローズS(6着)を皮切りに4走して納得のいく答えを出せなかった。だが、今年の始動戦となった阪神牝馬Sで2着。馬場を味方につけた勝ち馬こそとらえられなかったが、この馬らしい末脚で復活をアピールした。
担当の大當助手は明らかな良化を感じ取る。昨秋の始動戦では468キロと過去最高の馬体重を記録したが、前走は昨年末の阪神Cから12キロ減の446キロで出走。「秋は見た目に余裕があったが、今は無理に絞っていない。帰厩したときから状態は良かったが、充実しているね」。馬体はグッと引き締まって、たくしましくなり、毛ヅヤはさらに輝きを増している。
快進撃が続くディープインパクト産駒。父に初めてG1をプレゼントした孝行娘だ。良血馬らしい成長曲線を描く。「3歳の春ごろは子どもっぽさが残っていた。秋は頭を上げてやめるようなところがあったが、違うのは走る気になっているところ。もともと扱いやすい馬だが、オンとオフがしっかりしている。競馬に行くと闘争心があるのはいい」。いつまでも足踏みはしていられない。実績のあるマイル戦で2個目の勲章をつかむ。
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