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【フローラS】ミッドサマー、完勝

 ミッドサマーフェアでフローラSを制し笑顔をみせる蛯名(撮影・棚橋慶太)
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 ミッドサマーフェアでフローラSを制し笑顔をみせる蛯名(撮影・棚橋慶太)

 「フローラS・G2」(22日、東京)

 1番人気のミッドサマーフェアが、好位から鮮やかに抜け出す完勝劇。今年5戦目、デビュー8戦目にして待望の重賞Vを達成した。鞍上の蛯名は土曜のメトロポリタンS(スマートロビン)に続き、連日のメーン・ゲットに成功。復帰週から重賞を含む5勝をマークし、いきなり存在感をアピールした。2番手から2着に粘り込んだアイスフォーリス、18番人気で3着に健闘したダイワデッセーの3頭が、オークス(5月20日・東京)への優先出走権を獲得した。

 ラスト1Fで先頭に立ったミッドサマーフェアが、待望のタイトルをゲット。初コンビの蛯名は「ちょっと仕掛けただけだったが、いい反応を見せてくれた」と完璧なレース内容を振り返った。

 道中は好位の7番手を追走。楽な手応えで直線の坂を駆け上がると、先に抜け出したアイスフォーリスを難なく捕らえ、上がり3Fはメンバー最速タイの33秒4。ライバルたちを力でねじ伏せた。「余裕があり過ぎて、1頭になってから遊んでしまったぐらい。本当にいい馬だよ」と鞍上がたたえれば、管理する小島太師も「デビュー前から期待の大きかった馬だからね。よく勝ってくれた」と満面の笑みだ。

 蛯名自身にとっても、うれしいVとなった。3月11日の阪神1Rで落馬し、右鎖骨遠位端骨折のため戦列を離れていた。土曜東京メーン・メトロポリタンSのスマートロビンで復帰後初Vを果たすと、この日は5Rアナンジュパス、6Rエネアド、8Rラッシュザワークと固め打ち。そして、2月の中山記念以来となる重賞V。復帰週を最高の形で締めくくった。

 「休んでいたのに、これだけの馬に乗せてもらえるなんて、ありがたいね」と感謝の気持ちを伝える。馬や関係者に迷惑がかからないよう、万全の状態になるまで復帰を待った。とはいえ、いきなりの重賞で、1番人気の馬を任されたプレッシャーもあったに違いない。「責任を果たせて良かった」。人一倍、責任感の強い男は安どの表情を浮かべた。

 この後はオークスへ向けて調整される。指揮官は「2勝していながら、桜花賞は出られなかったからな」とG1への思いを膨らませる。能力を開花させてきた素質馬が、乙女たちの祭典でどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

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