「函館2歳S・G3」(8日、函館9R)
力強く突き抜けた。函館開催のラストを飾る2歳重賞は、安藤勝騎乗の2番人気マジカルポケットがV。中間のアクシデントを乗り越えて、世代最初の重賞ウイナーに輝いた。2着は1番人気のマイネショコラーデ、3着は3番人気ルリニガナで人気馬が上位を占めた。
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アクシデントを乗り越えて2番人気マジカルポケットが、鼻差で世代最初の重賞ウイナーに輝いた。
スタートは五分。しかし、安藤勝は手綱を押さえた。「行かせれば(ハナに)行けたけど、きょうは前に馬を置く競馬をしようと思っていた。頭が良くて乗りやすい。すごくいい子だよ」。パートナーの潜在能力を理解しているからこその騎乗法。逃げ切った初戦から一転、与えた課題を難なくクリアした。
4角を向いても手応えは十分だった。外に出せた時点で鞍上は「行ける」と思ったが、そこからは少し手こずった。「和田君(マイネショコラーデ)のムチを怖がって、ちょっとちゅうちょした。でも、ラストは伸びてくれたし、勝てて良かったよ」。最後の最後にマイネショコラーデをかわしてゴール。函館ラストの重賞を勝利で飾ったベテランは、笑顔で汗をぬぐった。
ここまで決して順調ではなかった。1週前に歩様が乱れ、追い切りを1日ずらした。領家師は「うまくケアができたからね。体が増えていた?(プラス12キロ)この血統はどんどん成長するんだよ」とアクシデントの影響をキッパリと打ち消す。7日には新潟6Rのユキノサイレンスで、JRA通算700勝を達成。指揮官にとって最高の週末となった。
このあとは1週間ほど函館に滞在し、疲れを癒やす。「次走は未定。肩の出が硬いのが欠点だけど、成長したら距離も持つようになるよ。性格がいいしね」。北の大地から、夢は無限に広がっていく。







