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【弥生賞】ヴィクトワールピサ重賞連覇!

 内から抜け出した瞬間に前の馬をかわすヴィクトワールピサ(中央)(撮影・三好信也)
 内から抜け出した瞬間に前の馬をかわすヴィクトワールピサ(中央)(撮影・三好信也)

 「弥生賞・G2」(7日、中山11R)

 ヴィクトワールピサが重馬場をものともしない豪脚を発揮して重賞連覇。皐月賞(4月18日・中山)での再戦へ向け、好敵手ローズキングダムに強烈な挑戦状をたたきつけた。鞍上の武豊は弥生賞7勝目をマーク。ネオユニヴァース産駒は昨年のロジユニヴァースに続き2年連続の優勝となった。2着エイシンアポロン、3着ダイワファルコンまでが本番への優先出走権を獲得した。

  ◇  ◇

 役者が違い過ぎた。再内枠を引いたヴィクトワールピサは、終始内に包まれる厳しい展開。直線に入ってもなかなか前があかなかったが、狭い間を割ると、先に抜け出したエイシンアポロンをあっさりかわしてゴールした。これで4連勝。過去22頭のクラシックホースを輩出した出世レースを難なく突破した。

 「前があけばいつでも抜け出せる手応え。最後はすごくいい脚だった」。騎乗した武豊はレースを振り返る。今回は本番の皐月賞と同じ舞台での競馬。それだけに「初めての馬込み、道悪、折り合い、輸送をクリアしてくれた。いいトライアルになった」と高く評価した。武豊にとってはこれが7回目となる弥生賞制覇。「弥生賞男ではなく、本番男と言われなければ」と意識は皐月賞へ向いている。

 その皐月賞で倒さなければならないのが、因縁の相手ローズキングダム。これまで5戦4勝の成績を残しているが、新馬戦で唯一の敗戦を喫したのが2歳王者のこの馬だ。「実際に負けているからね。でもそのあとは勝ち続けているし、そういう形で再戦できるのはうれしい」。皐月賞での雪辱に燃えている。

 くしくもこの日の中山では、厩舎の先輩ウオッカの引退会見が開かれた。「ウオッカがヴィクトワールピサやルーラーシップという後継者を育ててくれた。心のどこかに引っ掛かりは残るが、今後に課題を残してくれたと思っているし、また新たな緊張が始まる」。角居師は看板娘がやり残した世界制覇の夢を後輩2頭に託した。引き継がれた“ウオッカイズム”。その精神をまずはクラシックの舞台で爆発させる。

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