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【シルクロードS】ノリ、4週連続G奪取

 逃げたショウナンカザン(左)をかわし、楽に抜け出すアルティマトゥーレ(中央)=京都競馬場
 逃げたショウナンカザン(左)をかわし、楽に抜け出すアルティマトゥーレ(中央)=京都競馬場

 「シルクロードS・G3」(7日、京都11R)

 雪辱、有終Vへ。3番人気のアルティマトゥーレが、淀のスプリント戦を完勝。重賞2勝目で弾みをつけて、引退レースとなる高松宮記念(3月28日・中京)でのG1奪取を目指す。横山典は自身初の4週連続の重賞Vとなった。2着は逃げた4番人気ショウナンカザン、3着シンボリグランと関東馬が上位を独占。1番人気のエイシンタイガーは8着に敗れた。

  ◇  ◇

 横山典もあきれるほどの完ぺきな競馬だった。アルティマトゥーレが、鮮やかな重賞Vで引退レースへ弾みをつけた。2番手から余裕の手応えで直線へ。残り200メートルを過ぎたところでステッキを2発放つと、後続を寄せつけずにゴール板を駆け抜けた。主戦は「休み明けの分、負担をかけないように。大事に乗ったけど、力が違いました」と横綱相撲に胸を張る。

 鞍上の勢いもあきれるほどだ。京成杯(エイシンフラッシュ)、AJCC(ネヴァブション)、東京新聞杯(レッドスパーダ)、そして今回。過去に3週が2度あるが、横山典は自身初の4週連続重賞Vとなった。「いつもいい馬に乗せてもらっているので」とクールだったが、絶好調男の勢いが陰る気配はない。

 前走、前々走と1番人気に支持されながら、結果を出せず。中間はメンタル面のケアを中心に立て直した。今回は3番人気。「最近はちぐはぐなレースだったし、流れに乗りたいと思っていた。今回は人気を下げたので…。それは自分たちの責任。この先につながる競馬をしたかった」。奥平師はホッとした表情で重賞2勝目をかみしめた。

 6歳牝馬には繁殖入りの日が迫る。高松宮記念がラストランだ。「視界良好です」。鞍上がそう言って力を込めれば、37歳の若きトレーナーも「雪辱の場が来る。美しく馬産地へ送り出したい。勝って終わりたい」と口元を強く結んだ。1番人気で臨んだ、昨秋のスプリンターズSでは5着。最後の勲章こそ、最高の嫁入り道具だ。快速のヒロインがスプリント女王の座を狙う。

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