「AJCC・G2」(24日、中山)
絶好調・横山典の手綱で古豪ネヴァブションがよみがえった。好位のインから直線で抜け出し、昨年に続く連覇を達成。伊藤正師は3連覇を決めた。今後は良績のない京都で行われる天皇賞・春(5月2日)はパスする可能性が高いが、重賞3勝と得意な中山の日経賞(3月27日)からG1戦線への浮上を見据えていく。首差2着には、途中からハナを奪ったシャドウゲイト。1番人気キャプテントゥーレは好位から失速し11着に敗れた。
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09年の競馬シーンで最もまばゆい輝きを放ったベテランの勢いは、今年もとどまるところを知らない。横山典に導かれ、古豪ネヴァブションが久々に躍動した。12秒台前半のラップが並んだ平均ペースの好位、その内々で絶妙に折り合うと、直線でサッと外に持ち出す。粘り込みを図るシャドウゲイトを鮮やかに首差で捕らえると、レース史上最多の6勝目を飾った鞍上は高々と左手を掲げて喜びを表現した。
2頭目の快挙 82-83年のアンバーシャダイ以来、2頭目の連覇。だが横山典は「1年前と比べるとどうかって思った」と振り返る。まだ良化の余地を残した段階での復活Vは、今回4戦ぶりに鞍上に収まった名手の巧みな手綱さばきが大きな原動力だった。
手がつけられないとはこのことだ。京成杯のエイシンフラッシュに続き2週連続で重賞制覇を決めた横山典はこの日5勝を挙げ、今年早くも19勝。2位の武豊に6勝差をつけて全国リーディング首位を快走する。連対率0・467、複勝率の0・533の数字も驚異的だ。それでも「絶好調ではなかったけど、でもそれなり(の状態)に立ち直らせてくれた」と自身のことはさておき、スタッフへの感謝の気持ちを表したのがノリらしい。
08年エアシェイディに始まり、伊藤正師はレース史上2人目の3連覇。「別にアメリカに縁があるわけじゃないんだけれどね」と言って、静かに喜びをかみしめた。長期休養を経てジャパンC10着-有馬記念12着からの鮮やか過ぎる変わり身。「まだ、100%じゃない。もうちょっと良くなればもう1度、G1戦線に戻れる」。絶好調男が再浮上のきっかけをもたらし、上半期は宝塚記念(6月27日・阪神)への参戦も見据える7歳馬の今後が楽しみになった。







