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【AJCC】再び輝く!コマンド復帰

 ブランクを感じさせない力強い動きを見せたアドマイヤコマンド
 ブランクを感じさせない力強い動きを見せたアドマイヤコマンド

 「AJCC・G2」(24日、中山)

 復活の舞台は整った。08年の青葉賞(G2)を制した後、屈腱炎を発症。それを見事に克服したアドマイヤコマンドが1年8カ月ぶりに帰ってくる。陣営も自信満々の復帰戦だ。また、ネヴァブションも復調気配で、昨年に続く連覇を狙う。

  ◇  ◇

 すべては輝きを取り戻すため-。アドマイヤコマンドが長期ブランクを乗り越え、復活を期す。

 青葉賞を制して挑んだ08年ダービーは7着に敗れた。秋は菊花賞に向けて、神戸新聞杯から始動する予定だったが、レース目前に左前浅屈腱炎を発症。無念のリタイアとなった。

 かつては屈腱炎=引退と言われるほど“不治の病”だった。しかし、近年は医療も進歩、幹細胞の移植手術が一般的に行われるようになった。骨髄や脂肪組織などから細胞を取り出して腱に移植。腱の機能を再生させるというものだ。「ウチの厩舎では5、6年も前からやっていること。成功を収めて、いい成績も残していたからね。今は幹細胞の移植を専門とする獣医さんもいるぐらい。もう特殊なことじゃなくなった」と橋田師。

 最近では復帰後にG1を勝ったカネヒキリや、現在、重賞連勝中のアクシオンが代表的な例。ともに2年以上のブランクを乗り越えて復活した。再発する可能性が少ないこともこの手術のメリットだ。

 「十分に乗り込んだし、あとはレース勘だけ。競走生命が長くなるのは素質のある馬にはありがたい」。そう言って中内田助手が胸を張れば、橋田師も「普通の馬として扱っている。ある程度攻めて行けますから」と満足感を漂わせる。

 追い切りにまたがった後藤もブランクを感じさせない動きに驚く。「最近でも走っていたかのよう。今までのことよりもこれからのこと。強さの片りんを見せるパフォーマンスを引き出したい」と力を込める。屈腱炎を乗り越えた1年8カ月ぶりのターフ復帰。長い休養を陣営は焦らずに待つことができた。なぜなら、その先に期待馬の復活する姿がはっきりと見えるからだ。

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