2頭併せで坂路を駆けるスクリーンヒーロー(右)=美浦トレセン
「ジャパンC・G1」(29日、東京)
史上初のジャパンC連覇へ向けて、スクリーンヒーローが25日、美浦坂路で追い切りを行った。ミエノグレース(2歳未勝利)を4Fで0秒3追走し、3Fで馬体を合わせてそのままフィニッシュ。4F53秒3-38秒4-12秒3の時計をマークした。
意外にもレース直前の最終追い切りを坂路で行ったのは今回が初めて。鹿戸雄師は「雨が降ったということもあったが、オーバーワークにならないように」と意図を説明する。中間は坂路とプールを併用する調教メニュー。その成果については「いいケイコができたと思う。予定通りだし、順調にきている」とトレーナーは納得の表情を見せた。試行錯誤を重ねながら昨年とはひと味違った調整法で本番へ向かう。
前走の秋の天皇賞は休み明けにもかかわらず、2着に好走。春の不振から脱し、完全復活を印象づけた。その要因のひとつにブリンカーが挙げられるが、今回は着用せずにレースへ臨む。「追い切りでは今週が競馬だと分からせる意味で着用したが、日曜(22日)にはブリンカーを着けないでやっても問題なかったから」と指揮官。前回から距離が2F延びるだけに、ゆったりと走らせたい狙いがうかがえる。
「東京の長距離は結果を出してくれているからね。合っている競馬場だし、2400メートルの距離もいいと思う」。さらに、今回は昨年の有馬記念以来となるデムーロとのコンビが復活。連覇を目指すうえで心強いパートナーを得た。過去に5頭が挑んで達成できなかった、JC連覇の偉業。スクリーンヒーローが歴史を塗り替えるべく、昨年の再現を狙っている。







