日米ハーフのその華やかな容姿とスタイル、そして芝居心あふれた舞台でファンを魅了する月組スター星条海斗。来年は“男役10年”といわれる区切りの年を迎えるにあたり、これまでのステージを振り返った。日米ダブルの血を受け継ぐだけに、その思いも余すところなく語った。
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-来年は“男役10年”といわれる10年目。一人前の男役として見れるが。
「入団当時は研10の方なんて、雲の上の方。何でも知っているし、何でもできると思っていました。私自身は、まさか10年もいるとは思っていなかったです(笑い)。いままでの9年間は、研10のスタートを切るためのものだと思っています。ここからがまたスタートですね」
-元々どのような男役になりたかった?
「ファン時代は麻実れいさん、天海祐希さんなどスケールの大きな方のファンでした。元々バレエや声楽、フィギュアスケートをやっていて、児童劇団にも所属していました。表現するのが好きだったんですね。タカラヅカを知ったときは衝撃的でした。歌舞伎の女形はありますが、女性が男役をやるということに、これだ!と。もう舞い上がってしまいました」
-最近、衝撃的なことがあったとか。
「博多座のあと、2週間ほどロスでダンスのレッスンを受けてきたんです。ハリウッドの俳優の卵たちもいて、すごく刺激になりました。彼らは表現がとても自由なんです。そこでは私はなんて地味なんだろう、って。タカラヅカで9年間もやってきているのに、とても地味。日本では抑えようと思い、協調性やバランスというものにとらわれすぎていたんです。でも米国では安心して個性が出せる。これは日本でももっと出していかないと、と思いましたね。帰国して表現することが怖くなくなったというか…。感じたことを素直に出していきたいと思います。半分日本人、半分米国人でよかったと思います」
-思考するときは日本語?英語?
「日本にいるときは日本語ですし、アメリカにいるときは英語。でも言葉以上に、その思考に戸惑ったことがありましたね。この間アメリカに行ったときは、従兄弟たちにも会ったんですが、話をすると、ちょっとしたことについても『あなたはそれについてどう思う?』『あなたは?』『あなたは?』と常に意見や考えを求められるんです。向こうでは自分の意見を持つことが大事で、私も日本ではちゃんと持っていたつもりだったんです。でもあまりに聞かれるうちに、もう答えられなくなっちゃって、ウワァーとなってしまい、つい大泣きしてしまいました(笑い)」
-日米ハーフだが、そのことで自分自身が思うところは?
「日本にいれば外国人、でも米国でも外国人なんです。それをマイナスに感じていた時期もあったんですが、両方のいいところを生かしていけばいいやと思うようになりました。例えばアメリカのイメージといえば、おおらかだけど無神経、上下関係を築けないとか…日本はその逆だったり。私自身も先入観があって、自分自身が受け入れられなかったんです。“自分は外国人だから”って逃げていたんですね。舞台でもそれはいえていたかも。これからはプライベート同様、両方のよいところを生かしていきたいと思います」
星条海斗のプロフィール
◆星条海斗(せいじょう・かいと)◆ 7月19日生まれ、神奈川県横浜市出身。2000年「源氏物語 あさきゆめみし」で初舞台。舞台栄えする華やかな容姿とスタイル、三拍子そろった実力で早くから注目を浴びる。06年5月「暁のローマ」で新人公演初主演。身長173センチ。愛称「マギー」。








