梨園(りえん)へ嫁ぐ紀香が見せた覚悟
歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)と女優の藤原紀香(44)が31日、都内のホテルで結婚会見を開いた。
200人を超える報道陣が注目した点のひとつが女優から梨園(りえん)の世界に入る紀香の気持ちだ。その点を問われると「最優先は彼の歌舞伎界の仕事のサポート。女優は許される範囲で」とキッパリ。「努力します」と言い切った彼女の目は真剣そのものだった。
一度目の結婚では2ショットを撮られても堂々と前を歩き、その後ろを旦那がついていく姿がメディアに踊った。そのイメージが一人歩きし、「格差婚」などと揶揄(やゆ)されてもいた。
だが、この日の会見では記者から質問を受けても必ず愛之助に目をやり、夫の行動に気を配る。極めつけは会見の最後だ。あいさつに愛之助が立つとその横に並び立った紀香。そして当たり前のようにスッと後ろへ下がったのだ。
半歩後ろからマイクを手にする夫を見つめ続ける“新妻”に梨園(りえん)に嫁ぐ覚悟を見たような気がする。
(写真と文・出月俊成)