マッチ 19年ぶり「紅白」出場へ

 12月にデビュー35周年を迎える歌手の近藤真彦(51)が、大みそかの「第66回NHK紅白歌合戦」(後7・15)に出場することが25日、分かった。1996年以来19年ぶりの返り咲きで、10度目の出場。白組司会が確定的なV6・井ノ原快彦(39)を、ジャニーズ事務所の“長男”として強力バックアップする。紅白の司会者と出場歌手は、26日に異例の同時発表が予定されている。

 今年はセルフカバーアルバムを引っさげて35周年記念ツアーを回り、作家・伊集院静氏(65)が作詞した52枚目シングル「大人の流儀」の発売を12月9日に控えるなど、精力的な歌手活動をこなしてきたマッチ。充実の1年を締めくくるにふさわしい華やかなステージへと、19年ぶりにカムバックする。

 ツアー初日となった7月19日の誕生日には、「お声がかかればラッキー。トリで行くよ。『ギンギラギンにさりげなく』を歌ってみたい」と81年の初出場時の歌唱曲を挙げて、冗談交じりながら紅白復帰への思いを語った。10月にも「オファーがあれば断る理由はない」と、再度意欲を示していた。

 発奮材料はほかにもある。所属事務所の後輩であるV6・井ノ原が、NHK情報番組「あさイチ」のパートナーで総合司会の有働由美子アナウンサー(46)、2年ぶり2度目の紅組司会の綾瀬はるか(30)と共に初の大役を任される。“ジャニーズの長男”としては暮れの大舞台の盛り上げに、一肌脱ぐしかない。

 6月にはスウェーデンで開催されたトライアスロン世界選手権に、日本代表として出場し完走を果たした。16歳のデビューから35年。衰え知らずの体力を武器に、メモリアルイヤーを最高の形で駆け抜ける。

 初出場組には、乃木坂46、大原櫻子(19)、星野源(34)、Superfly、BUMP OF CHICKEN、ゲスの極み乙女。、演歌界からの三山ひろし(35)、山内惠介(32)、アニメ「ラブライブ!」から誕生した声優ユニットのμ’s(ミューズ)が名を連ねる。15年ぶりに再結成したREBECCA(レベッカ)も、デビュー31年目で初出場を果たす。復帰組としては、18年ぶりのX JAPAN、14年ぶりの島津亜矢(44)、9年ぶりの今井美樹(52)といった顔ぶれとなる。

 また、かつては豪華衣装で紅白常連ながら、2012年から不出場だった小林幸子(61)は、企画コーナーで出演し、4年ぶりに“復帰”するとみられる。

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