少年隊の東山紀之（４８）が、２０１６年１月２日放送のテレビ東京系新春時代劇「信長燃ゆ」（仮）＝放送時間未定＝に主演し、初めて織田信長を演じることが２０日、分かった。１９７９年から続く、新年を彩る長時間時代劇にジャニーズのタレントが初主演。２０歳の頃から意識していた大役に、東山は「運命。全身全霊でやっていきたい」と決意をみなぎらせた。

　ドラマは直木賞作家・安部龍太郎氏の同名小説を原作に、本能寺の変までの約１年半という晩年の信長を描く。東山は１１月から撮影を予定しており、マント姿に乗馬、殺陣などをお披露目する。

　８７年、テレビ朝日系「新選組」の沖田総司役で時代劇に初挑戦した東山にとって、信長は待望の役だった。同作に出演した２０歳から信長を意識し、本や映像で勉強を重ねた。

　９月３０日で４９歳になる東山は、信長が死去したとされる４９歳で迎える大役に「５０歳を前に迎えられた。運命。スポーツと同じで引退を考えることがあったので、動ける今が一番いい。全身全霊でやりたい」と意気込んだ。

　ジャニーズではＳＭＡＰの木村拓哉（４２）やＴＯＫＩＯの松岡昌宏（３８）も信長を演じてきた。自身の信長像を「信長が天才だったのは間違いない。ひらめきとか説得力を持たせられたら」と思い描く。信長との共通点はないようで「自分と違うものをやるのはうれしい」と話した。

　東山のテレ東ドラマ出演は８５年以来、３１年ぶりで、１０～２０代当時は「違う世界と思っていた」という同局の新春時代劇でジャニーズ初主演を飾ることには「ジャニーさんのおかげ。いい時代になった」と笑顔。今後は「忠臣蔵の（大石）内蔵助をやりたい。７０歳で黄門さま！！」と、年齢に合わせた役柄に興味を示していた。